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第5回日本頭蓋健診治療研究会大会長

2022年3月26日 15:30-18:00

「顎変形から頭蓋変形を考える」

大会長 西井 康 先生

東京歯科大学歯科矯正学講座教授

オミクロン株が猛威を奮い、現在第6波の真只中におりますが、以前の波と比べると人々がもうこれ以上やることはないと諦めにも似た冷静さを取り戻しているのが幸いです。いずれにせよ、1日でも早い収束を願うばかりです。

さて、今回は顎変形から頭蓋変形を眺めてみようというテーマです。もし頭蓋変形をそのままにしていたらどうなるのでしょう。頭蓋と顎顔面は複雑なパズルのようにつながっています。そして成長は頭蓋から顔面そして下顎という順番で生じます。もし成長のスタートラインの頭蓋にゆがみが生じていたら、そのゆがみは増幅されて下顎に伝達されるかもわかりません。もちろん単なる仮説ですが、十分起こりえそうな、しかし起こっては欲しくない結末です。

今回、顎変形症治療の概略、顎変形症患者の頭蓋変形についての研究、頭蓋底の発生・成長発育の解剖学、先天性頭蓋変形症患者の治療、最後にヘルメット治療について各講演者にご発表していただきます。頭蓋変形とその後に生じる顎顔面の発育への影響を検討することにより、頭蓋健診治療の重要さを再認識できればと幸いです。多くの方々のご参加をお待ち申し上げております。